12.31.2012

グアテマラも新年を迎えます。

15時間遅れで、グアテマラも新年を迎えます

あれから一ヶ月半・・・
表面上の進捗は確認できませんが、
サンティアゴ市の婦人グループのおばちゃんたちにはどうやら心配事は無いようです。

市長との約束事項の整理に勤しみながら、来るべき天然染色センター開館に向けて、
白鳥のごとくゆったりと進んでいるのかもしれません(足はバタバタと・・・)。

さて、サンティアゴ市が足踏み状態の中、

天然染色の村として少し注目されたサン・フアン・ラ・ラグーナ村の現況に付いて
数回に分けて触れてみたいと思います。
なんせ関わっていただけにいつも気になっています。


全体像の結論から先に書き記しましょう。

一つ、職人は述べ200種以上に及ぶ鞄類を中心とした商品デザインを学びとりました。
一つ、天然染色技術は一部数名の人に確かに伝授されて、工夫もされるようになりました。
一つ、縫製に難あり、雑です。デザインを極めようとする意気込みが感じられません。
一つ、天然染色に纏わる嘘と、不良天然染色が一部しっかりと定着しています。
といった状況です。

以前に比べて良いことは

一つ、雑ながらも形態バリエーションが増えた分、縫製技術は高まっている。

気が付いたことは
一つ、天然染色指導にはもっと時間をかける必要があり、職人も強く望んでいる・・・ということ。
一つ、一つ一つの縫製を丁寧にするだけでだいぶ印象が変わってくるはずなのに、誰もが揃っていい加減で終わらしてしまうこと。

ついでに言うと、天然染色に期待しながらやってくる観光客を失望させてしまう面があること。(個人的に推薦できる店はありますが、後ほど紹介する事にしましょう。)

この気づき事項については、インディヘナ社会全体の文盲、基礎教育不足による理解力の低さに因ることが大きくあげられます。

単なる感ですが、前述を考慮に入れると
職人世代が指導される技術をしっかりと習得するためには、
何ごとも、少なくても、つききり3年以上は必要かと思っています。

時間が許されなければ、相当な集中トレーニングが必要。
染色なら中米未経験、言葉のあまり解らない方の指導の場合は、
三年目から実働開始で、4-5年は要するか・・・

さて、日本の有名団体ボランティア契約は二年。
未経験の方がやっと現地に慣れたとして実働一年ちょいですから・・・

定着までは、到底至難の業か・・・と感じます。
その証拠に中途半端なこと多々・・・(伝えきれない地元の声)  

さて、新年につき、何ごともご容赦願いたい。

サンファンレポートでした。  

今年もよろしく!!!
続きます。

11.12.2012

残すはホニャララ・・・

 とても嬉しいニュースを皆様にお届けする事ができた、その後の先週金曜日のこと、トーマス市長は婦人グループ・コンソルシオに対して誓約書の様なものを書き記し、天然染色研修センターはいよいよ開設に向けて本格的に動き出しました。

 そして、2012年も残すところあと一ヶ月半となりました。
突然ですが、マノス・ウニカスは一カ月間ブログ更新をお休み致します。

 お休みを前にして、「何故、染色・縫製技術、デザイン・マーケティング構築の指導支援がマヤ人の貧困救済に繋がるのか?」といった質問が寄せられましたので、なるべく簡潔に書き記しておきたいと思います。

第一に言及すべき事柄は、マヤ人の貧困問題、生活改善問題に触れる時、コンキスタ時代から続いている強者と弱者の関係が生みだす社会構造を無視することはできないということです。

深くは触れませんが、キーワードとして、小作、低賃金、出稼ぎ、飲酒と借金、人件費低減・維持、原価低減、豊かさの維持、教育不足などが挙げられ、根本的に大規模農業以外の地域産業が育ちにくい環境になっているのが現状であり、それ故に尚更、貧困、生活改善には出稼ぎに依存しない、隙間を縫う様な地域新産業構築が必要不可欠となります。

そして、隙間を縫う様な新産業構築には、唯一無二、もしくは希少な内容であり、高付加価値となることが望ましいと考えられます。なぜなら、多くの既存産業には常にライバルがつきまとい出資リスクも高まります。

さて、私達はマヤ人が古くからコツコツと今まで培ってきた伝承の手仕事に着目しました。また、中米に唯一の天然染色研究家が居る事に可能性を見出しました。天然染料となる原料調達の環境優位性を実感しました。そして、ビックマーケットとなる近隣大国が求める自然志向と共に、そこに住む人々のマヤ人に対するある種のあこがれが強くあることを感じ取りました、更に、地元人の篤い情熱に加えて、この地域以外の人々もこの活動に注目し、応援してくれる事を知りました。正に新産業構築の可能性は高いと言わざるを得ません。

そして、前述の事柄を十分に理解した人々、機関は行動を起こしました。

地元婦人グループのおばちゃんたちはお金を出し合って天然染色研修センター建築用の土地を購入しました。在グ日本大使館は建設資金を援助しました。スペイン国のアンダルーサも開設資金を一部援助してくれます。残すところ、そのソフト面を残すのみです。

改めて申すまでも無く、天然染色、縫製技術指導、デザイン、マーケティング構築の指導を通じて、唯一無二な古くて最も新しいブランドを構築して、可能性の高い新産業構築の礎をつくることが、貧困救済、生活改善に直結しているものと信じます。

残すはホニャララ・ソフト面、技術指導・支援活動資金1千万円程の確保と実働です。只今、某団体に申請中ではありますが、事業趣旨を深くご理解頂き、可能な限り早めの援助が頂ける事を祈っております。

さて、画像は婦人グループの指導者的存在エレーナさんの一女、ナクシーちゃんです。

それでは12月中旬まで・・・皆さまお元気で

11.08.2012

非効率な快感

ろうけつTシャツ二枚、ろうけつスカーフ一部絞り、
 
そして 
前回おばちゃんたちの我慢不足から不本意なムラ染めと化した糸の染めを、8時から17時まで、途中、昼食一時間と休憩を少々取りながら行いました。
 
ものすごい快感!
 
仕事が終わった後のサンティアゴ・コーヒーは格別なおいしさでした。
効率を追求していたあの頃を思い出します、     今はずいぶん非効率・・・本日の成果が示す通りのカメ仕事は心地よい肉体疲労と極めて爽やかな超快感波を体内に宿してくれました。そして、マヤの人々にお披露目すると・・・目を丸くしながら「美しい」と言ってくれました。嬉しいですね! 
一日目、デザイン決定、精練、デザインスケッチ、ロウおき
二日目、染生地浸漬、藍建て、天然藍染め
(染、空気に晒して酸化促進)、洗い、ロウ落し、洗い)
      糸の先染め

おまけです。只今19時半。
青い指先をしげしげ見ながら 今もそんな余韻に浸っています。
 

画像は上からロウを置いたTシャツ、染3回目後の空気晒し、糸先染め染直しです。
 

11.05.2012

藍欲・・・・奪い合い


天然色復活。
久しぶりの天然藍、匂いが良いですね!!
 
予定していたろうけつ染数点を済ませた後・・・
 
婦人グループの幹部会議をやっていたおばちゃんたちに向かって
「まだまだ染めることができそうだよー」と、言ってみた15分後のことでした。

「あっ! そんなに糸をいっぱい入れたら・・・あー!」
油断も隙もありません。
 
おばちゃんたちは
水洗いを済ませた溢れんばかりの綿糸(生)を染液にじゃぶじゃぶ入れてしまいました。

天然藍の人気は相当高い・・・それにしても・・・。

そんなこんなで
久しぶりのおばちゃんたちによる藍染めは
思っていた以上に淡い藍色で、良く見ると少々ムラ染めとなってしまったのです・・・。

いざ本番の染色研修では 何事も我慢が重点課題となりそうです。

ちなみに
ブログ管理人かばのサンティアゴ初・天然藍のろうけつ染は画像の通り、
向こうに見えるは サン・ペドロ山3千m。

10.30.2012

Ya ya ya 嬉しいや

将来必ずそんなことが起こるに違いないであろう・・・ 

グアテマラの国家的プロジェクト、天然染色記念日・検討委員会における審議項目の一つ、今日という日はその天然染色記念日の候補とするべき日と、どうやらなったように思えます。

サンティアゴ・アティトラン市 市役所、17時50分。

予定を50分ほど遅れて婦人グループ・コンソルシオの幹部60人(12とか15と言われる様々な婦人グループが協力し合って一つの大きな組織を運営しています)と、トーマス市長率いる市役所幹部6人が天然染色研修センター開設向けての前向きな協力会議が初めて行われて、その協調・協力関係が初めて公のものとなりました。じーん。

残念ながら、全てツトゥヒル語の会議故、詳細は解りかねます。でも、60人のおばちゃんたちの顔を見れば一目瞭然でした・・・そして、開口一番

「かば やったよ! もう心配いらないよ! 皆で晩ご飯食べよう!・・・」

それは、それは、満面の笑顔でした。

この国では頻繁に政治的旧体制と新体制の極端な軋轢が繰り返されています。

地方行政は更に覿面で、選挙によって体制が変わってしまった後 旧体制側は政治に関わる全ての資料を容赦なく消去してしまうのが常となっているのです。

具体的にいうと、パソコンデータなど全て消去します。

それゆえ恐らく、今回の出来事はグアテマラの中でも珍しいケースなんだと思います。

婦人グループ・コンソルシオは明らかに選挙に敗れた旧体制派。グアテマラ入国後にソレを知り、「テーマは一つ、互い協力し合おう」を合言葉に7ヶ月、足踏み状態が続いていました。

そして、今日。 内部環境がパーフェクトに整いました。
 

Ya Ya Ya
天然染色センター開設は直ぐそこです。
きっと新年からは 続々と 総天然色ニュースを伝える事ができるに違いない。

10.26.2012

ろうけつ始め

日本から染色道具と染色CAVAノートを送ってもらいました。

実は、日本からグアテマラに旅立つ時点では、天然染色センターが滞りなくオープンしているはずだったので、道具類をわざわざ持ってくるなんてことは思いもしなかったのです。

そして、送付荷物は航空便も船便も仲良く同時に二ヶ月半後に到着。

時間がかかってもちゃんと届くのであれば問題ないですね!そういうことに致しましょう。でも、今回の事では航空便で送る事がまったくもって無駄であることがよくわかりました。

そういうわけで 久しぶりのBATIK ろうけつ染です。
 

これは模様部分を蝋で防染し染色する技術で、日本では7-8世紀頃から、また、大陸ウイグル地区界隈では2-3世紀頃から行なわれていたと云われており、他にインドネシアやマレーシア。タイ・・・様々な国で同様技術を確認することはできますが、中米には無かったのかもしれません・・・きっと。

ちなみに、天然藍復興に貢献した天然染織研究家の児嶋英雄氏の働きかけにより、ろうけつ、絞りによる天然藍染め品が隣国エルサルバドルの新名産品として確固たる地位を築きつつあるようでして、なんとも素敵な事であると一人悦に浸っている最近なのです。

さて、
作業開始とはりきったのは良かったのですが、
繊維から、夾雑物の蝋分や脂肪分を取り除く為に精練をしようと思ったら、鍋に大きな穴が開いていました・・・

こういう事は日常茶飯事、気を取り直して、精練済みのシャツに蝋入れを施しました。
画像は 蝋入れ後のソレ

様々な事柄が 良い方向に動き始めました。
それぞれの立場が違っていても願いは一つ、来週、また一つ山場がやってきます。 

まったくもって少しずつですね。 Tengo que aguantarlo.  

10.22.2012

バス強盗とトランスメトロ

首都訪問時のこと、
四駆パトカーの荷台に拘束された20人ほどの坊主頭青少年ギャング団(マラスまたはパンディーヤと呼んでいます)がニコニコとしながら通り過ぎていくのを見かけました。

捕まるということは、組織内昇進に繋がっていくのでしょう・・・? 
若者たちは皆、誇らしげで、はしゃいでいるようでもあり、
悔い改めるなどとは程遠いような印象を受けました。

ちなみに、2009年に逮捕された顔じゅう刺青だらけの大ギャング組織のボスに対して、証拠不十分無実の判定が下りたことは、つい最近の記憶に新しい出来事です。

グアテマラのバス会社は、それぞれの地域を拠点として、米国中古バス5-10台程度所有としている小規模組織のものが目立ち、自己防衛力もたかがしれています。

そして、そんなバス会社はギャング団にとって絶好のターゲットとなり、みかじめ料の支払いを断ると、ピストル強盗が乗りこんできます。 
ひどい時は手榴弾投げつけになります・・・。

幸い遭遇したことはありませんが、小規模バス会社の被害は後を絶ちません。

さて、ギャング団の活動拠点は首都圏。
そんな首都圏に登場した公共バスが画像のこれ!日本のバス2台分位の長さで、路線は一般道路に工夫を凝らし、他の車両が入り込むことができないよう施してあります。



その名はトランスメトロ。

その運営母体は対象が大きくなる公共機関なので、ギャング団も強請る事は難しくなり、
ショットガンを持った警備隊が常駐し(これはこれで怖いのだが・・・)
警戒も中心区域から西へ向かう東西路線と南へ向かう南北路線があって、
安全で、どこからどこへでも、好きな区間Q1(約10円)、渋滞知らずで、安価で便利なことこの上ないのです。

身の安全を高い位置に引き上げてくれるトランスメトロにいつも感謝しています。

(画像があまり良くなかった・・・。)
 

10.17.2012

カミオネータ

梅雨明け間近です。 

内容がなんとなくジメジメしていて暗いと一部から指摘のあったマノス・ウニカスにも、やっと明るいニュースがやってきました。嬉しいですね!私事ではありますが、7カ月目にしてビザ延長の許可が下りたとの弁護士からの連絡を受けて、いそいそとカミオネータ(公共バス)で上京して、手続き完了となったのです。

そんな本日は、外国人からはチキンバスとも呼ばれる米国からのお下がり車、カミオネータ、バス道中のお話です。いざ・・・

標高1500mのサンティアゴ中心街から東へ向けて出発、アティトラン湖畔の高台道路を隣町目指してバスは走ります。広大なアティトラン湖の景色、赤い実がちらほら付き始めたコーヒー畑とアボガド、かって天然染色の赤を生みだすコチニールを繁殖させていたであろう、うちわサボテンを垣間見ながら、星の王子様、サン=テグジュベリの描いたイラストと同じ形のセロ・デ・オーロを通り過ぎ、サンルーカス・トリマンに到着です。

ここからは湖を離れて南方向へどんどん下り坂、鈴なりコーヒーの色合いも赤茶けたものが多くなってきていました。あっ 収穫が既に始まっている・・・ その後、コーヒー畑の面積よりも牧畜用の牧草と牛の放牧が山間部に目立つようになってきます。

高原牧場労働者のマッチ箱のような家がなんとも不思議。標高はどんどん下がり、いつの間にかコーヒー畑はなくなって、民族衣装を着る人も少なく、長袖でバスに乗ってしまったことを後悔し始め、太平洋まで直線で約50km付近を左折してバスは太平洋と平行に走ります。

カカオ、ゴムの木。パインを垣間見ながら東へ向かい、広大なサトウキビ畑と噴煙を上げる活火山の麓をバスはものすごいスピードで走っていきます。そして太平洋へ向かう分岐点エスキントラの街に入ると、ランニングシャツ姿のおにいさんおねえさんが隣国名物のププーサやココナッツジュースを両手に持ちながら良い声で売り込みます。

ここからは首都へ向けて上り坂を一気に北へ向かいます。途中、刺青だらけの若者が昔は悪だったけど自分の人生を変えたい、今はこんなお菓子を、少しずつ時間をかけながら稼いでいる、と売り込みに来ます。この手の口上になんとも弱いカバは、ついつい食べもしない甘いお菓子を買ってしまいます。

気が付くとそこは工場地帯、新興住宅、もうすぐグアテマラ市最大の市場となる終着点。
センマと呼ばれる場所で、トランスメトロというモダンで渋滞知らずの乗り物に乗り換えて、首都の中心地を目指すことになります。

こんなバスの旅
日本でいうなら春から夏にかけてわずか3時間半で旅をする様なチョーお得な気分となること間違いなし。

10.08.2012

マヤ人の家事が凄い

5時半に起床し朝食の支度、食器洗い、掃除、洗濯、物干し、その合間に染色準備をして、気が付くと既に午前が終わっていて昼食準備、その後あっという間に夕食準備がやってきた事を思い出しました・・・家事と天然染色に没頭した日本生活10カ月間の出来事です。

ボタンを押せば着火するガス、電子レンジ調理、圧力釜、自動洗濯機を多用しながらのお仕事ではありましたが、想像以上の労力、時間がかかる事を実感した日本の家事でした。

ところ変わってマヤ人の家事


加熱燃料は薪が主流です。= 薪拾いは日常です。
大概、調理場と水場と食堂が分かれています。
洗濯は手洗いが主流です。
殆ど冷蔵庫を見かけません。= 原材料保存を前提とした調理は少なく買物は日課です。
電子レンジ使用を嫌います。 

この様な環境で、家事をこなしていくには、それ相応の時間が必要となってきます。
勿論、各家庭での必要時間は家族人数に比例してくことでしょう。

さあ、そんな家事の日々を想像してみましょう! 
・・・さて、どうも、一日で完遂しそうな気がしない・・・。 

家事に関わることが少ない日本男子にとって、そんな事を想像するのは至難の業でしょうが、今となっては、日本女子、なでしこジャパンにとっても、もはやマヤ人の家事仕事量を想像する事は難しいような気がしてなりません。

一人分の手洗い洗濯にヒーヒー言っている自分を省みて、
家事の合間を見つけながら手織物などさっさと笑いながら仕上げてしまうマヤ人に、恐れ入るばかりの日々なのです。

そして、人々が日々暮らしていくという事について、よくよく考えさせる事例であります。
 

さて、
白黒画像は、洗濯、食器洗いなどに使われるピーラと呼ばれる水場、そして、薪を使い調理場でトルティーヤを焼くアナさんです。

9.30.2012

それぞれの賃金

昨日のこと、

最近できたモダンなカフェテリアで働く19歳のお兄さんが
月曜から金曜までを午前8時から午後5時まで、土曜日は半日勤務、日曜休みで
一ヶ月Q600のお給金を頂いていることを明かしてくれました。

(★一杯Q10ブラックコーヒーを飲みながらお話を更に聞きました。現時点、1Q10円、このコ-ヒーは一杯100円位とお考えください。)

このお兄さん、昨年までは市役所の会計課で働いていて、
その際は、現在の約3倍で一ヶ月当たりQ1800頂戴していたそうです。

更に、あれこれ訊ねてみると、推定だけど・・・と云いながら
サンティアゴ市長Q18000、会計課長Q8000、大卒20代の政策局長Q4000
大卒30代後半婦人グループ調整役女性Q5000、と思う・・・と明かしてくれました。
(★一ヶ月の賃金、以下一部同様に)

高卒の小学校先生はQ1800という情報があります。
他国が運営する健康にかかわるONG、村支部の事務員はQ3000です。

公務員は役職に加えて学歴、年功、実績も考慮に入れて査定しているように思えますが
他所については、それぞれの職種に対する定額報酬に尽きるようです。

さて、
前述は少数派。地域社会の大多数はカンペシーノ、農民です。
前回、一日当たりQ35と紹介しましたが、実際はもっと低いのかもしれません。

「教育環境は最近確かに変わってきたけれど、仕事がある日で一日当Q20、Q25だと思う。不足を補うために子供たちも様々仕事をしなければいけないので学校に行けない、行かない子供がまだたくさんいると思う。」
 
と、会計課で働いた経験のあるカフェテリアのお兄さんは話を続けました・・・。