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その後、サン・ルーカス・トリマンの街を過ぎ、セロ・デ・オーロと呼ばれる大きな帽子の様な形状の丘を通り過ぎて、天然染色センター施設ができたチュクムクという場所を過ぎると、3千メートル級の三つの山々に囲まれたサンティアゴ・アティトラン市の市街地に到着します。
前市長に会って、サンティアゴ市について聞いてみました。
サンティアゴ市内10地区に居住する人々の数は約5万人・・・。
住民の大多数がカンペシーノと云われる農民で、1日いっぱい働いて収入は約400円程で、それも毎日あるわけではなく、全住民の60%程が半ば失業状態・・・。でも、気候がよく土地が豊かで作物が良く育つので食物にそれほど不自由はしない・・・。
織物職人グループは25グループぐらいあると云われているが、直接見たわけではない。その数5500人ほどで、ほとんどが工房も売先も持つことなく、自宅の片隅で家事を行いながら手作業で織り上げて、織ったものを肩に担いで直接自分で販売して歩くことが多い・・・。
天然染色は1996年に周囲に先駆けて始めたが、質の良いものを作り上げる知識や技術を得る事のないまま、サンフアン・ラ・ラグーナなどの後発の周囲の村に追い越されたような感じである・・・とのコメントを頂きました。
ぼちぼちそんな織物職人の家を訊ねてみたいと思うのですが、いよいよセマナ・サンタと呼ばれる国を挙げての一大行事が始まります。
職場訪問はしばらくお預けで、セマナ・サンタを楽しむことにいたしましょう。

