3.30.2012

サンティアゴ・アティトラン市は・・・

 首都グアテマラシティーの中心部からトランス・メトロと呼ばれる、安価でとても便利で、安全だと信頼されている胴長な乗り物に乗って、CENMAと呼ばれる中央市場へ向かい、到着したホームの改札口を出てすぐそこにあるバス発着所から、なんともカラフルなカミオネータと呼ばれる公共バスに揺られること約2時間半、十和田湖の2倍以上の面積を有する四国地方に似た形状のアティトラン湖の東南部が見えてきます。
説明を追加

その後、サン・ルーカス・トリマンの街を過ぎ、セロ・デ・オーロと呼ばれる大きな帽子の様な形状の丘を通り過ぎて、天然染色センター施設ができたチュクムクという場所を過ぎると、3千メートル級の三つの山々に囲まれたサンティアゴ・アティトラン市の市街地に到着します。

前市長に会って、サンティアゴ市について聞いてみました。

サンティアゴ市内10地区に居住する人々の数は約5万人・・・。

 住民の大多数がカンペシーノと云われる農民で、1日いっぱい働いて収入は約400円程で、それも毎日あるわけではなく、全住民の60%程が半ば失業状態・・・。でも、気候がよく土地が豊かで作物が良く育つので食物にそれほど不自由はしない・・・。

織物職人グループは25グループぐらいあると云われているが、直接見たわけではない。その数5500人ほどで、ほとんどが工房も売先も持つことなく、自宅の片隅で家事を行いながら手作業で織り上げて、織ったものを肩に担いで直接自分で販売して歩くことが多い・・・。

天然染色は1996年に周囲に先駆けて始めたが、質の良いものを作り上げる知識や技術を得る事のないまま、サンフアン・ラ・ラグーナなどの後発の周囲の村に追い越されたような感じである・・・とのコメントを頂きました。

ぼちぼちそんな織物職人の家を訊ねてみたいと思うのですが、いよいよセマナ・サンタと呼ばれる国を挙げての一大行事が始まります。

職場訪問はしばらくお預けで、セマナ・サンタを楽しむことにいたしましょう。

3.26.2012

サンティアゴ・アティトラン

中米グアテマラのマヤ系住民が数多く住むアティトラン湖湖畔の街に住んで、早一週間。


Santiago Atitlan, Guatemala で検索をかけますと・・・
http://www.santiagoatitlan.com/というページが見つかりました。

些か乱暴な紹介ではありますが、雰囲気が伝わりやすいと思いますのでご覧になってみてください。

さて、この街に住み着き、数多くの織物職人たちと「あーだ・こーだ」を云いながら、天然染色に深く携わる毎日が正にやってくる、その現実を想像しながら情報収集する日々。どうやら、その何かが始まるまでには、想像していたよりも少々時間を要しそうなことが解ってきました。
チュクムクという地名の、サンティアゴ・アティトランの中心地から、3km程東へ行った集落を訪ねてみると・・・
そこには天然染色研修センターCentral de Capacitación de la colorantes naturales)の建物らしきものが・でも、電気、排水、染色道具類の設置、調達などはこれからで、運営方針、具体的な運営方法も定めなければならない市役所の課題は山です。
Poco a poco、 何事も少しずつであることは十二分に理解しているつもりですが、なるべく早く稼働することが望まれます。

そんな訳で当面の間、湖周辺の見所や、環境、生活ぶりなどをこちらのブログで紹介していきたいと思っております。

3.20.2012

織物職人の集会

3千m級の三つの山々に囲まれる湖畔の街Santiago Atitlánに住み始めて
今日で5日目、織物職人15グループの代表者が集まる集会にお邪魔してきました。

興味深いことに、同じストゥヒル部族で、ここから約8km先で、隣の隣村で、
以前住んでいたSan Juan La lagunaのウイピル(マヤ民族衣装の総称)とは
絵柄が大きく異なっています。

鳥、鳥、鳥。
リアルなものから幾何学的なものまで多様なスタイルです。
チャリーナといわれるマフラーのようなモノの柄は比較的細かい絣が特徴です。

これらの刺しゅう糸が全て天然染色糸だったら尚更一層素敵なことでしょう!

さて、
今日の会議の内容をほんの少しだけお知らせすることにしましょう・・・

至極最近のこと、
待ちに待った天然染色研修センターの施設が完成したのは良かったものの、

施設の電気、給水、排水などのインフラのみならず、
染色道具類までが揃っていないとのこと・・・ 
そこで、
これから職人グループのおばちゃんたちが一体となって、新しい市役所に嘆願しようといった内容でして、
天然染色の学びに対する情熱をひときわ強く感じた時間でありました。
そんなこんな・・・ 
なるべく早く実現したらいいですね!

皆さまからの 応援もお待ちしております。

3.18.2012

馴染む前の第一報

サンティアゴ・アティトランに住み始めました。 

二日目の本日の夕食はトマトと赤カブとレタスと牛肉のスープ。煮込むと味が良く染み出るトマトではありますが、塩を買い忘れてしまい・・・

塩の代わりのプリュッツェルは夕食を豊かなものに仕立て上げました。

アティトラン湖畔の街、サンティアゴの第一印象

よそ者を安易に受け付けない少数民族ストゥヒル族の誇り高さを感じます。これから一つ一つ溶け込んでいくことができれば嬉しいですね! 


現地レポート、第一報でした。

3.08.2012

天然染織工芸品と巡り合ったSan Juan La Laguna

話は遡ります。

「世界一美しい湖畔のそこに天然染織工芸品を復興させたマヤの人々が住む村があるらしい・・・」

「グアテマラの湖畔の村へ出向いて、手織物品販売のお手伝いを・・・」
そんな課題を持って訪ねたのがきっかけでした。

後に、
天然染色研究40年以上の児嶋先生より、

「一般的によく言われている、淡い色が天然染色の特徴であると思ってはいけない。淡く薄い色はそれなりに堅牢度が低く、染としては弱いものであると云わざるを得ない。また、しっかり染まった強い色はそれなりに堅牢度が高く、色落ちも少ないもの・・・。」と、教えを頂戴することになり、

サンファン自称の天然染織物は、まさに薄く淡い色が主流であり、また、洗ってみると極端に色落ちする代物でもありました・・・。

そして、
なるほど確認した16か所の織物工房訪問調査後には
「天然染色技術の基礎習得、普及が必須である。」と、確信をもったものでありました。

あれから3年の昨夜、
カバは(反対から読むと宜しいような・・・)昨年一旦区切りをつけたはずの聖地に再び舞い降りて、湖畔の可愛らしい街、パナハッチェルからブログを書いています。

明日はいよいよ 天然染色研修センターができる
前述したSan Juan La Laguna村の 隣の隣村、Santiago Atitlanを訪ねます。

マノス・ウニカスの活動も重要ですが、先ず初めに住居探し・・・。

3.02.2012

マノス・ウニカス?

ぼくの大好きな作家・池波正太郎氏は、いつも読者に語りかけておりました。
「人は良いことをしながら悪いことをする。」

なるほど・・・何やら湧きあがってきた言葉がありました。
「効率は幸福をつくりながら不幸をつくる。」

人々に時と金を与えてくれるメカニズムは、人々から大切な労働を奪い取る。
そんな現実に、なんとも楽天的に立ち向かってみたいと思いました。

タイトルのスペイン語は「マノス・ウニカス」と読みます。
「唯一、それぞれの手仕事」という意味で、このブログの主題とました。
手仕事を見つめ、応援し、できるだけ深く関わっていきたいと考えています。
 
2012年3月7日、グアテマラを目指します。

ソロラ県、サンティアゴ・アティトラン市を舞台に
「天然染織り工芸品」にスポットを当てて、マノス・ウニカスの活動がスタートします。
Según la palabra de SHOTARO IKENAMI que es mi autor favorito,
“Las gentes estan haciendo buenas cosas, y al mismo tiempo haciendo cosas malas”
Se me ha ocurrido una idea a la mente.
“El rendimiento del trabajo esta haciendo una felicidad, pero al mismo tiempo haciendo una infelicidad”

El mecanismo esta dando el tiempo y el dinero a la gente, pero al mismo tiempo quitando el  trabajo de la gente.

Por eso, Me puse a creer lo que desafiaré a la realidad en dicho, como infelicidad con un optimismo.

Bueno, El título de la página es “MANOS UNICAS” 
Observaré las artesanas de tejido, los teñidos con colorantes naturales.
Lo apoyaré, Trabajaré en tejido con colorantes naturales mi mismo con las artesanas.

Ahora, comenzaré el trabajo de MANOS UNICAS en Santiago Atitlan de Slolá, Guatemara y informaré de los trabajos de MANOS UNICAS.

Deseo mucho lo que los ayuden con los vínculos, por favor. 
                                                        CAVA.