一本の蜘蛛の糸に希望だけがぶら下がっている感じがしています。
2011年年末、
プロジェクトに賛同する、ある公的なお方の紹介を得た事が始まりでした。九州の大都市に本拠地を置くNGOと某国立大学からの協力を得る事となり、
九州の某国際協力機関にプレゼンを行ったところ、その内容をとても高く評価されました。
2012年3月、
世界初の天然染色センター開設間近の噂を信じて、一人現地に移り住み、その現地では、地域行政体制変動による諸問題が山積みであり、関係者と調整を行いつつ、
牛歩の如く、やっと、センター開設まであと一歩のところまで迫ってまいりました。
一方、その間、
九州NGOと某国立大学の具体的なアクションがまったく得られず、半年間ほど待て待てジリジリ状態。先が見えない不透明状態から脱却するために前述団体との協力体制を諦めました。
そして、京都に本拠地を置く日本ラテンアメリカ協力ネットワーク、通称RECOMという20年以上の歴史と実績のあるNGOから心強い賛同を得て、協力関係を結んだのが半年前でした。
http://www.jca.apc.org/recom/ RECOMホームページ
その後、
某国際協力機関関西支部との本格交渉となり、予算案の削減や詳細なる活動内容の調整を行い、様々な資料を交えながら積極的に相談にのって頂く事、数回、数か月・・・。
今回戴いた回答は、活動内容に対する一定の高い評価を頂きながら・・・
「NGO/RECOMの過去二年間の予算実績に倣った金額を上限としてしか支給できない。」とのことでした。
つまり、歴史と実績はあってもRECOMの活動はここ数年予算的に停滞気味であったため、某国際協力機関からは、満足いく資金は頂けないということが判明したのです。内容以前の前例主義、新参者やお金の無いところは見放されます。冒頭の寂しいコメントはそんな訳でしたが・・・
しかし、改めて考えてみますと、
数多くの類まれな才ある人々と知り会えた、素晴らしい時であったとも思えます。
資金作りの難しさをホトホト思い知らされましたが、もう少し喘いでみたいと思います。
日本では そろそろ、こぶしの花も咲くことでしょう。ホットニュースたった今の吉報です。
トーマス市長は 婦人グループ・コンソルシオとの天然染色センター設立準備と運営に関わる
約束事の書類に先ほど署名致しました。
