11.25.2013

染Cava品が欲しいと言って欲しい その3の二

色見本Aタイプ短めです(長さ1600mm)ピンクと青、真ん中は素材そのままの白です。ガビちゃんは決して背が高くはないのですが、撮影しながらサイズ的に少々窮屈な感じがしてきて、長さは1700mmから1800mm位あった方が良かったなあと少々反省しました。色合いについては、派手な配色の割には合わせやすいような気がします。

ススムさんのは薄めの藍一色で、Aタイプ長め(長さ1900mm)です。ススムさんも決して背は高くはないのですが、このくらいの長さのストールは貫禄が増します。お薦めで少し幅広のBタイプなら尚更良い感じになるはずです。綿ですがサイズの割には随分軽く感じるはずです。

 
ろうけつシャツもお二人に着用してもらいました。この日はあいにくの曇り空でしたが、丁度日光が出て色が鮮やかになりました。ススムさんのはウナギ鳥の図、ガビちゃんのは以前紹介した蛇の目三兄弟の図です。お似合いでしょ
尚、こちらの画像シャツ類をご用命の方、帰国中に実家で作成する予定です。遠慮なく申しつけください。

さて、ススムさん ガビちゃん 急な申し出を快く引き受けて戴き本当にありがとうございました。
その上ご注文まで戴いて・・・ 今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
 

染Cava品が欲しいと言って欲しい その3の一

Bタイプ(470mm×1950mm天然染色を施す前のストールです。

ススムさんとガビちゃんに彼らが運営する日本人宿の気持ちの良い屋上で(でも、曇り空でちょっと残念)
それぞれ同じもの、お薦めBタイプを着用して頂きました。ちなみにススムさんの身長は1m68cm、ガビちゃんは155cm位です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
基本サイズA~Cタイプの詳細はこちら、前回ブログをご覧ください)

藍とペリコン(緑)、藍一色、藍とコチニール(紫)色見本です。

右画像のガビちゃん着用のストールはAタイプ(350mm×1700mm)の青と緑、下の画像が青と紫です。どちらも二色なので2000円増しの12000円になります。
 
右画像ススムさん着用のものはAタイプの幅でやや長め(長さ1800mm)で、藍一色ですが真ん中部分はそのままにして少しだけ薄い青色を入れました。また、この様にAタイプの幅で長さを調節する事も可能です。

 
 
 
 
 
 
引き続きブログに画像をアップします。次頁も併せてご覧ください
 


さて、爽やかな御夫婦、ススムさんとガビちゃんが営むSan Pedro la laguna日本人宿「Casa de Nagare カーサ・デ・ナガレ」はFacebookのページhttps://www.facebook.com/casadenagareygatos?fref=ts
でご確認ください。
一度泊まりましたが、調理場のある屋上コミュニティースペースでアティトラン湖と湖畔の村々の夜景を眺めながら飲む酒が格別でした。

11.24.2013

染Cava品が欲しいと言って欲しい その2

◎綿と綿糸
グアテマラ・ソロラ県・サン・フアン村でアリの糞を肥料にして育てた綿花です。繊維の長さは3cm程でとてもしなやかな感じがします。収穫後サンファン村糸紡ぎ名人マルタに糸紡ぎをして戴きます。
◎織(マヤ人・伝統工芸・後ろ帯機を使います。)
縦糸二本横糸二本の平織(↓画像参照)です。均等に隙間を設けて両端1cm程は隙間無く詰めました。肌触りが滑らかでとても軽い感じがします。画像をご覧ください。織作業も同じサンファン村の職人に織って戴きます

というわけで、予約したい方、以下を参考にして形状と色を選んで下さい。

自画自賛で申し訳ないのですが、効率が優先する世の中で、手にすることが容易でない、全て手作業による唯一無二で相当贅沢な3シーズンストールです。


★仕様三種類の概算寸法(長さはふさふさ部分を除きます。)と重さと価格
A. 横幅350mm, 長さ1700mm 140g, 10000
B. 横幅470mm, 長さ1950mm 210g, 12000
C. 横幅670mm, 長さ1950mm 300g, 14000

タイプBが一番のお薦めですが、着用目的にもよるでしょうから、大・中・小の三タイプとしました。また、上記以外の特別サイズについても対応できますが、横幅については後ろ帯機なので670mmが上限となります。

★天然染(染Cava
おまかせ大歓迎です。各々相談しましょう! 
藍の単色にするか、もしくは二色の配色を選んで下さい。

☆単色 
天然藍(天然染料の中では一番色落ちが少ない)を使います。濃中淡3タイプを基本色(画像参照)として、同じスト―ルに濃淡を施すのも一考です。

☆二色(+2000円、丸一日作業が増えるので金額も高くなります)
青と緑:藍をベースにして、グアテマラではお茶にして飲んだりもする「ペリコン」という植物を使って一部に緑色を施します。

青と紫:食品にも使う貝殻虫「コチニール」を使って一部に赤紫を施します。

青とピンク:片側を青、片側をコチニールでピンク、真中部分を純綿の色そのまま残します。私のお気に入りで、とても可愛いです。(次回の画像参照)


注意 洗濯は中性洗剤でぬるま湯、優しく押し洗いが基本となりますが、少しずつ色は落ちていきます。(ジーンズをイメージして下さい。)何回か洗った後、どうしても色落ちが気になると云う方には、ご近所の天然染色工房で再染色をお薦めしますが、待っていただけるのなら再帰国の際に染直しサービス致します。(染直し自在も天然染色の長所です。)

予約に関する基本情報は以上です。

更に、最近、私の住むSan Pedro La Lagunaに日本人宿をオープンさせたすすむさん&ガビちゃんにモデルになって戴いていますので、そちらも是非参考にして下さい。(次回以降・今月中に数回紹介します)

11.19.2013

染Cava品が欲しいと言って欲しい

ただ今生活拠点を置くSan Pedro La Laguna(サン・ペドロ)村から北西へ徒歩約20分、隣村のSan Juan La Laguna(サン・フアン)村は、2009年から2011年まで二年間、手織り天然染職人達と密接にかかわり合いながら過ごした思い入れ深い村です。

 

そんなサンファン村の職人さんの一人であるマルタさんには、「お母さんが村一番の糸紡ぎ名人なのだからあなたにもその才能があるはず!毎日練習すべし」などと進言して、その後随分上手になったところで「村一番に並んだかもしれない、白綿や茶綿をじゃんじゃん栽培して、それを紡いでみたら?」などとアドバイスした経緯がありまして・・・

今では名実共に村一番の糸紡ぎ名人、アリの糞・ソンポポで育てる綿花栽培も小規模ながら確固たるものとなってきていて、ご主人を従え息子4人と娘2人に娘婿1人を養う一家の大黒柱。

そんなマルタさんから「自家栽培自称オーガニック白綿をマルタさんが手紡ぎして、ニコラーサやエレーナやテレ―サが後ろ帯機で手織りした無垢ストール」を毎週一枚か二枚譲って(染cava直接購入)戴き、それに天然色を施す作業を始めてから二カ月・・・

つい最近、来年3月下旬に日本帰国が決まりまして、というわけで、そんな唯一無二な染cava

天然染色手染め・手織り・手紡ぎ・自称オーガニックコットンのストール予約賜ります。

数に限りがありますので先着順とさせて戴きます。今から取り組めば、20本くらいはできるような気がしています。製作には一本当たり最低でも4日は掛かっていますので、一日8000円として値段は32000円と言いたいところですが、諸々勘案の上、10000円から14000円に抑えようと思っています。(自分だったら飛びつくであろう的価格)

次回ブログから参考商品を一本一本紹介してみたいと思いますが・・・興味のある方、どうか「こんなの、あんなのが欲しい」と、直接メール下さい。

また、これまでブログで紹介してきたロウケツ染の品物についても、岩手の実家で最低でも三週間位は製作に取り組む事ができますので、遠慮なく申しつけください。
尚、完成品は手渡しを希望します。
また、大量発注も申し受け出来かねますので予めご了承ください。(無いとは思うが・・・)

画像は 糸紡ぎ中のマルタ と、染Cava天然藍ストールその1でした。

11.10.2013

怪鳥カバキーニョ

7.夜な夜な羽ばたく怪鳥カバキーニョの図

ロウケツ・天然藍による藍色染め

平日の日中は天然染色を行なっていることが普通ですが、金曜や土曜の週末の夜は、レストランでブラジル音楽を演奏することが多いグアテマラの日常です。

恥ずかしくて自分だけなら絶対に名乗るはずはなかったバンドの名前は、知らぬ間にギターのフェルナンドが命名して忽然と誕生した「Samba Carioa」で、(実はライブ当日にポスターを見て知った)Cariocaが意味する「リオ生まれリオ育ち」ではない平均年齢56歳の男性三人によるバンド。他にフェルナンドの弟のペドロがパーカッションを叩き、染Cavaがブラジル4弦楽器のカバキーニョと歌を担当しています。


表題の怪鳥カバキーニョは、酒を飲み、楽器カバキーニョを奏でながら、夜な夜な怪しいサンバを歌い続けるバケモノ鳥で、自由気ままに何処にでも飛んでいき、夜の良き余暇を思う存分に楽しむ、染Cava仮の姿的存在でして、「イエイエ、そんなシャツはご免被る」と、おっしゃるのは当然至極の話ではありますが、それでも、なんとも気になる方々には是非購入して頂きたいアクの強い一品となっています。

ひとまずTシャツ(勿論自分で着ています)とタンクトップを染めましたが、売れ行きによっては、この先、何度も構図を変えながら同様の絵柄を染めることになります。

この画像タンクトップの購入者は、いったいどんな方?になるのでしょうか、そんな怪鳥カバキーニョシャツお買い上げの際は一曲披露した方がよろしいのかもしれません。

さて、お気付きの方もいらっしゃるかもしれません!
家紋風の模様は酒呑みにふさわしく、ぐい飲みの底、蛇の目柄、怪鳥カバキーニョの尻尾は楽器カバキーニョです。えっ?サウンドホールが二つあるぞー、なんて野暮なことは決して言わない様にお願いします。

11.05.2013

食虫花とハエとボケ

6.食虫花を胸に貼りつけてしつこいハエを追い払いたいの図

ロウケツ・天然藍・コチニールによる赤紫染(取り扱い注意事項省略、以降同様)

スペイン人が侵略する以前にメソアメリカ地方で描かれていた版画デザインの中には、ウナギ犬やケムンパス、べしを描いた故赤塚不二夫先生の世界と同様の興味と感動を得るものがたくさんあって、とても面白いので、時々それらを模写して染めの絵柄として使用しています。

今回はそんな絵柄の中から勝手に「食虫植物」と名付けたモノで、San Pedroの借家から湖と対岸の村々を時々見ながらとても気持ちよくロウケツを施している時に、なんとも粘着質なハエが、素早いとは言えなくも捕まえる事ができないノロノロな俊敏さでまとわりついてうるさいので、ハエ退治の願いを込めて仕上げたタンクトップです。

色は食虫植物にふさわしい様に、始め全体を天然藍で染めた後にコチニールで色を重ねて、花の一部はピンク色、全体は赤紫に仕上げました。そんな手数をかけなくても、紫はカンペチェと言う木材から仕上げる事ができますが、その場合堅牢度にはあまり自信が持てないので、頻繁に洗う衣料品には堅牢度が優れている藍をベースにするのが良いと考えました。

ちなみに洗濯の際は、常識的に色落ち少ない中性洗剤を使うべきなのですが、藍をベースにしているとなんだか安心できるような気がしてきて、わざと普通洗剤(弱アルカリ性)でがんがん洗って、色落ちしていく過程が楽しくて、そんな色合いに魅力を感じています。好みの問題なのですが、自分の頭がボケていくがごとく、色もボケていく感じがなんとも宜しいような気がするのです。

さて、取り留めのないことをつらつら書いておりますが、
「これでイイのだ」は 
Cava2013年座右の銘となっているのだ。

もうすぐ2014年なのだ。平成何年かもうわからなくなってきているのだ。

11.01.2013

三兄弟と姉妹


4.蛇の目三兄弟による団子くし刺し風の図

藍の浅葱色というにはちょっと濃いかもしれません染
(注:藍の上に草木染で色を重ねたモノより弱アルカリ洗剤に強いのですが、洗濯時はやっぱり中性洗剤がお薦めです)

ロウケツ・天然藍

何故蛇の目デザインは姉妹じゃなくて兄弟なのか?についてですが、染カバは三兄弟の末っ子でして、かなり自由で甘やかされて、たくさんの人々にたくさん愛されて育ったような気がしていまして・・・つまり、作者を象徴する絵柄故に兄弟と呼んでみました。

ちなみに、蛇の目がとても気に入ったと云う、普段からたいへんお世話になっていて、その昔、美術の先生をしていたこともある日本食レストラン・あじゃら経営者せいこさんには、この画像と同じ形のタンクトップで、藍の藍色「蛇の目姉妹の図」をプレゼント致しましたが、姉妹としたのは作る段階で着る人が決まっていたからなのです・・・。

藍の藍色、青、浅葱色は根強いファンがいるので(自分もそう・・・)、アイテムとして欠かすことはできません。手数は色を重ねたモノ(多色のそれ)よりも少ないので、価格設定も他に比べて少し安くしようと思っています。そして、背なの桜も見逃せない魅力の一つ・・・と言われてみたいものです。

蛇の目姉妹はこれ!(ロウ入れ、染め上げ前、) お話はこれでおしまい