日照りが続くアティトランから、ダニに刺された体を温泉で癒したいと強く思いながら汚染水レポートです。
隣村「天然染色研修センター」立ち上げ時に一緒に仕事をしたトモコさんが、その後の施設とサンファン村銅媒染汚染水処理について調べ、なんとも気がかりな報告を戴きましたのでここに記します。
Sono1.
「天然染色研修センター」に銅媒染汚染処理設備ができた?との噂がありましたが、実際のソレは「排水専門家が設計したものと完全に異なるモノ」で摩訶不思議なモノでした。また、そこで働く人々がどの様にソレを使っていいのか全くもって分からない状態、一体何があったのでしょう・・・? もっとも汚染水処理自体は手作業でやっているようですから、今のところは問題ありませんが・・・。
Sono2.
そして隣村サンファン村。昨年一部の職人達へ汚染水処理方法を説明した経緯はあったのですが、湖に最も近いグループが未だに垂れ流ししていることが判明しました。「直接お金にならない事は浸透しにくいもの」を改めて痛感です。ああ切ない・・・。
さてさて、「天然染色が環境に優しい」なんて事をいったい誰が言ったのでしょう。要注意です。
ちなみに私の場合、藍染めとコチニール染・アルミ媒染処理に特化しているので問題はありません。でも、勿論、銅をどう?処理するかについては実地説明可能です。
画像はそのわけのわからない天然染色研修センター謎の汚染水処理設備(↓)と、最近の私の仕事、綿花から完全手仕事の緩い絞りの藍染めマフラーと大胆な柄のロウケツ藍染麻シャツ(↑)で、絵柄のテーマは「怪鳥カバキーニャ、グアテマラ日本を行き交う」背なと肘の桜が泣かせるぜ!なのでした。
さて、サンファン村の件はJICAを通じて関わったプロジェクトのその後のお話。既に終わっていようが、資金ゼロだろうが無視できません。JICAもその後そこで何が起きているのか組織として検証することが大切なはず。でもそんなことはやらない。他のボランティアの皆さんもその時良い事をしたつもりで後々迷惑、なんてことはないのでしょうか? いずれにせよ「はいプロジェクトやりました。良いところだけ総ざらい。はいさようなら」なんてことはできないものです。中には良い部分だけ個人の手柄にして威張っている様な方もおりますが・・・呆れたものです。