7.05.2012

シンタ な 日

なかなかどうして、
サンティアゴ織物職人のおばちゃんたちは そうとうシンタ シタタカであった。

前回ブログの文中で
なんちゃって天然染色先生(隣村から来ていたそうな)の手によって
不適正な手法がこの地に広がりつつある事を紹介しました。

これは大変、品質問題としてこの地の将来を奪ってしまうかもしれない・・・。
その問題の大きさを強く認識した上で、婦人職人グループ世話役エレーナさんに、 
熱を込めて、斯く斯くしかじか今後の事についてお話ししたものでした・・・。

「指摘してくれてありがとう!でも、心配しないで、染色の指導を頂いたのは道具類を買ってもらうための交換条件の一つ。併せて、イタリアのTV局取材を予定しているけれど、天然染色の部分は撮影はなしにするし、織物職人のおばちゃんたちにも、間違った天然染色方法はしっかり忘れてもらうから・・・!!!」

・・・・・・・・・・・・・。
そんなことがあった翌日。

未だ開設していない天然染色センターに集合したサンティアゴのおばちゃんたちは、
マヤ・ツトゥヒル族の古くから伝わる儀式や食事を再現し、後ろ帯織による織物作業、手作業の刺繍、鉤針編み、ビーズの飾りもの作りデモンストレーションを行うなど、招待客が身内だけの極々限られたミニイベントを実施。

そして、
その日一日、無事取材を終えたイタリアTVスタッフ達は、天然染色を除いた、たくさんの取材データと一緒に、祖国へと帰って行きました。

そして、天然染色研修センターに私達と一緒に残されたものといえば・・・
然染色には必要不可欠な、ガスボンベ・ガス台一式、鍋各種一式だったのです。
 
画像はツトゥヒル族女性の正装で シンタと云われる頭の飾りが可愛らしいですね!

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