1.08.2013

ボランティアに気をつけろ!

よく耳にするボランティア活動! 

聞こえは良いのだが、ある種の無責任がつきまとう事がある。
何を隠そう自分自身もボランティアとして初めてかの地を訪れたわけなのだが・・・

その地に赴いたボランティアが、そこである種の必要とされる分野に気がつき、
専門的に学んだことの無い事柄であるにも関わらず、その地に何らかの方法を伝え、
その事が実は間違った方法であり、後後まで尾を引いてしまう事例を見かける事がある。

サンファン・ラ・ラグーナの天然染色は典型的なその事例である。
 
天然染色が良かれと思って教えた外国人が居た。首都在住の同様グアテマラ人も居た。
どうしてそんな教え方をしたのかはわからないが、科学的根拠の無いものであった。
とても簡単な方法で、例え読み書きができなくても誰もが覚えやすかった。

方法は村人に浸透した。ある種の調査では、天然染色の村として売り出そうともした。
村人はそんな商品を積極的に販売した。付加価値が高いと思った人が買った。
染と言えるような代物ではない事を知った購入者からの信用を失った。

思えばナンチャッテ料理教室、ナンチャッテ編物、ナンチャッテ野菜作り、ナンチャッテマーケティング。ナンチャッテエコ活動・・・他にも様々あるように思う。

社会経験、社会での実績の少ない人々が、専門以外の事を行うには、悪影響が伴う事実があるということを常に認識しなければならない。

自分にできる事から・・・という言葉をよく耳にするが 
果たして本当に自分ができる事柄なのか? 冷静に考えてみることも大切である。

さて、それ故に中米天然染色のスペシャリストである児嶋先生の教えが必要とされ、協力を賜り、またその適正方法を徹底させようとした一年半ではあったが、前述のまずい方法と関わる問題(簡単、解りやすい、実は染まっていない)は、そう簡単には解決してくれない。

悪影響は今も根強く続いているのである。

さて、残念ながら画像アップできませんでした。 ・・・次回こそ

1 件のコメント:

  1. 村岡さんと同じことを昨日から考えてました。中南米10年の経験ですがボランティア(特に日本人)のひとたちのレベルが低くしかし彼らは現地のひとを高いところから見下ろし、5Sがどうの、工場や現場が整理整頓されてない、日本より遅れていると半ば途中で仕事を投げ出すひとが圧倒的に多いです。
    専門的知識や経験、コンピューター技術の足りないひとがいかにもその道の専門家を装って誤魔化しながら2年の活動を
    やっているひとを多く見かけましたね。
    そういうひとが間違ったことを平然と教えている事実も知ってます。
    そう!大半はボランティ活動して旅行して普段節約して帰国後の貯金を楽しみに、、そういうタイプが多い。
    自分の活動を常に検証して少しでも現地のひとに役立つ方法を教え自分も学び、現地に合ったアイデアを捻出する、本物を教える固い決意が必要なんですよね。
    中米のある国での経験なんですが、私より以前に活動していたノルウェーの音楽ボランティアの障碍児用の音楽メトードは素晴らしかったです。それを使いながら自分のメトードを加算して全国をカウンターパートとキャラバン組んで全国行脚しました。それに比べて日本人音楽ボランティアは偽物がいましたね。
    日本では幼稚園の経験しかないのに現地では学校の先生それも音楽専科の先生相手に活動してました。私と同時期に活動していたのですが恥ずかしいやらハラハラするやら、私の心配や忠告をパワーハラスメントと勘違いして私は訴えられ現地の裁判所まで行きましたよ。
    現地の大学などで教えているひとも大半は現地語のレベルが低い、英語力は遥かに現地の教官や学生に劣る、、、どうやって講義したりレクチュアやセミナーを展開しているのでしょうね。

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