4.20.2012

Bilingúe

盛岡市に生まれながらも 南部訛りではほとんどお話ができないCAVA・・・。
なるほど、同じ故郷に育つ子供たちも同様に、極めて標準語に近い昨今。

ところ変わってグアテマラ国アティトラン界隈
バイリンガルの比率が極めて高いと思われるマヤ系の人々・・・

外国からの観光客や援助が多いと噂される 
サン・ペドロ、そして、サン・ファン・ラ・ラグーナ。

そんなツトゥヒル族絶対多数の町や村の子供たちの中でも、わが故郷同様にツトゥヒル語ではお話しができない、スペイン語しか話せない子供たちが、ちらほら登場している現実を目の当たりにてきました。

しかし、
人口5万人 ツトゥヒル族最大のサンティアゴ・アティトラン市の人々はとことん違っていました。

日常的にスペイン語を使っている人を見かけることは殆どありません。
市場、食堂、商店、路上・・・
本日傍聴してきた会議の席上でも、一言もスペイン語を耳にすることはできませんでした。

約10km離れた以前居た村とは 明らかに違います。
自分たちの言葉にとことん拘っています。
 
面白いですね!

4.14.2012

ウキウキ?な雨季

  初めに宣言していた天然染色研修センターの活動がなかなか始まらず、いったいあのカバは何をしているのでしょう・・・?

市役所における旧体制と新体制の温度差にやきもきすること数ヶ月。サンティアゴに住み着いて一ヶ月。

今週水曜日、待ちに待った織物職人・婦人15グループ其々の代表と、新市長、新市役所スタッフの間で、天然染色センター運営上の協力関係を結ぼうと目論む、超前向きな会合が催されることになりました。

そんな会合を前にして、染色に必要な各種鍋やガス台、各備品の購入数量、価格などを最終チェックしております。

資金調達が何卒、叶いますように。
不測の不足が生じたら 何卒 日本の皆さま 応援願います。
そうそう、月末には日本から応援隊も駆けつけてくれます。

さて、資料の準備ができれば、出かけましょう!
ライブ活動で小銭を稼ぎ、ルアー釣りで食料調達に勤しみます。

サンティアゴ・アティトラン市の港を出ると、そこは広々とした湖!
もうすぐ雨季で なんとも曇り空が気になりますなあ!

4.09.2012

T´oot 食べる・・・?

メルカドと呼ばれる市場で見つけました。アティトラン湖産なそうな・・・。

美食家でもある北大路魯山人も好んで食したそうな・・・。

しっかり茹でて吸虫退治、軽めの醤油味で美味しく頂きました。

今日の昼食はタニシです。
日本でジャンボタニシと呼ばれているスクミリンゴガイ(学名 Pomacea canaliculata
に、似ているような気がします。

ここ、アティトラン湖湖畔の地元っ子は
スペイン語で「Carcolカルコル」 または、
ツトゥヒル語で「T´ootドートゥ(最後のトゥは殆ど発音せず)」と呼んでいます。

調理方法を聞いてみると・・・ 
やはり、しっかり20分以上茹でて、ハラワタは食べない模様・・・茹でた後
比較的かたい身の部分に、レモンをたっぷり絞り、玉ねぎやトマトと混ぜるセビッチェ風にすることが多いようです。

そして、画像手前のおせんべいの様なものは主食トルティーヤ。

小麦で作る場合もあるようですが、グアテマラではトウモロコシで作るのが主流。
サンティアゴのそれは他の地域に比べて幾分小さく、数が多いのが特徴です。

時々、以前いた町の大きめで肉厚のあるものが恋しくなりますが、味はほぼ同じ、
三食焼きたてを食べることができて、毎日でも飽きが来ません。
どうやら、日本人の舌に馴染みやすい食品なのかもしれません。

タニシとトルティーヤ。

アティトランならではの贅沢な昼食時のひとコマをお届けしました。
あなたもT´oot(ドートゥ)? 

4.06.2012

暇なしセマナ・サンタ。

 只今、楽団のブラスと太鼓の音が街中に響き渡っています。
 私の住むサンティアゴ・アティトラン市も一大宗教行事セマナサンタの真只中、セントロと呼ばれる中心街では、延々と明け方5時まで行事が続いていたようです・・・。

遡ること2009年のセマナサンタは、日本で言うなら京都の様な、アンティグアという古都で迎える事ができました。
 
 
 そこは各教会から出発して数時間かけて戻る、プロセッションと呼ばれるお御輿を大勢で担ぎ、芳しく厳粛を醸す香を焚き、悲壮感漂わす楽団の音色を伴い、練り歩く一週間。  
 お御輿をむかえるために、そこに住む住民たちがアルフォンブラと呼ばれる一夜限りの実に美しい絨毯を路上それぞれに作り上げていました。

 さて、マヤ系住人少数派ツトゥヒル族の古都、サンティアゴ・アティトラン市のそれは一味もふた味も違った感じがします。

アメリカから、わざわざこの地へ、マヤの文化と複雑に絡み合ったセマナサンタをみるためにツアーを組んでやってくる人たちがたくさんいました、もう何度も見に来ているとのこと・・・。

はて、何度も足を運ばせる特別なものはいったい何なのでしょう・・・昨夜、セントロの教会に立ち、自分自身でもちょっぴり感じる事が出来ました。

そしていよいよハイライト。今日の午後、3時頃からマヤの神様?マシモンがプロセッションと絡むことになるそうな・・・。

などとレポートしておきながら、今回は隣町に用事があるために、その時間どうしても立ち会えそうもないのが残念無念で仕様がない。