9.24.2012

それくらい?いえいえ笑ってます。

お散歩中の驟雨で雨宿りすることが多くなった昨今、
6月に始まったアグアカテ(アボカド)の収穫も残すところ約1ヶ月となりました。


・・・収穫に関わる労働者の一日当たりの賃金を聞いてみました。

約35ケツァール、日本円なら約350円。
これは、地元の食堂で一番高い魚フライ定食一食分、または、トルティーヤ175枚分(一人当一日20枚以上食べる模様)他に、安ワインボトル一本分等に値します。

労働者は「仕事があればもっけの幸い」と口にしている事が常となっています。
毎日あるわけではなさそうです・・・。

そんなアグアカテの収穫が終わるとコーヒー豆の収穫がやってきます。
ちなみにアグアカテの木はコーヒー栽培の程良い日陰樹となっている事が多く、一石二鳥を呈しています。素晴らしい。

支払われるコーヒー手摘み労働者の賃金は1キンタル(約50kg)当たり50-55ケツァールとなり、収入に個人差が生じます。中には2キンタルも摘み取ることができる人もいるそうです。ちなみにこの作業は、素手でやるので手は真っ黒になります。

摘み取りの仕事は2月、3月上旬まで続きます。

6月から2月まで、一見、仕事の目星がある程度つく様に見えますが、天候に左右されることが常であり、また一日当たりの収入はその通りです。

では、末端の一杯当たりのコーヒー価格から逆算して考えてみましょう・・・

手摘み労働者の分け前があまりに少ないような気がするのは、私だけでしょうか?

同じ国の中、
少なからず、働く場の選択肢が増えるのを忌み嫌う人々はいることでしょう。
お酒に逃げる人々の環境と気持ちもわからないでもありません。

仕事の選択肢をいろいろ様々増やしていきたいものです!

そんなこんな記しつつ・・・(画像は収穫したアグアカテ出荷作業の様子)
 
そう、人々はいつも笑っています。

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