8.02.2012

経過記録

終わったと思っていたお祭りは実はまだ続いていたことに気がつきました。
今日が最終日なそうな・・・

さて、天然染色研修センター開設準備状況について、これまでの経過を記録しておきたいと思います。(マノスウニカス視点による)

★20099月、ブログ管理者CAVA遍歴と併せてスタート・・・。
JICAシニアボランティアとして、グアテマラ共和国ソロラ県サンファン・ラ・ラグーナ村(ツトゥヒル族)へ派遣されて、世界市場に通じる手織物品品質向上の一環として、この地域での要望が最も強かった適正な天然染色技術普及に従事。その際、グ国在住40年以上、中米・天然染色研究第一人者である児嶋英雄氏に師事し(ちなみに児嶋先生は2011年度の外務大臣賞を授与されています。)全面的な協力を得る。

★20112
児嶋先生のアイデアを受けた、ソロラ県サンティアゴ・アティトラン市(ツトゥヒル族)の前市長、前市役所、婦人統括グループ・コンソルシオの篤く積極的な働きかけにより、在グ国日本大使館・草の根資金を獲得し「天然染色研修センター」開設計画が具体化。

★20119
天然染色研修センター建設が進む中、活動資金面、運営面、将来設計などのソフト面が不十分であることを知り、具体的な支援プロジェクト立ち上げのために、マノスウニカスの稼働準備開始。

★201112
知人紹介により、環境デザイン事業を主としたRECOというNGOが前面となり、プロジェクト支援及び九州大学環境デザインチームの支援協力が得られる可能性があったことから、RECOメンバーと共にJICA九州に資金援助の相談へ出向き、マノスウニカスのプロジェクトについてプレゼンを行い、支援計画内容に対する高い評価を頂く。一方、時を同じにして、グ国一斉選挙により、サンティアゴ・アティトラン市・市役所体制が一新。旧体制権力を失うことになる。

★20122
在グ国日本大使館に於いて、サンティアゴ・アティトラン市・新市長と新体制スタッフ、児嶋先生、大使館関係者による開設に向けた合同ミーティングが行なわれるも、後に前体制からの引継ぎがまったく無いこと、市役所側の開設準備資金不足を認識することになる。

★20123
いよいよ開設されるとの噂を聞き付けて、マノスウニカス先陣としてCAVA入国。その後、研修センターの建物は完成しているが、水、電気なく、媒染液の排水処理設備設計施工の必要性、道具類確保資金、染料確保資金、運営資金など、準備不足である現実を知る。

★20124
スペインの国際開発協力庁アンダルーサ(直訳)による天然染色研修センター排水処理施設設置に関する資金援助予定がある事を知る。

★20125
施設水確保。婦人グループ・コンソルシオは、研修センター実現に向けて、メンバー全員がこつこつお金を出し合って準備をしていたこれまでの経緯を知る。

★20126
市役所にて天然染色研修センター開設に向けての関係者ミーティング実施。

★20127
婦人グループ・コンソルシオは弛まぬ努力で、イタリアの支援団体より染色に使う備品類、鍋、ガスなどの一部を取得。この間、婦人グループへの縫製技術指導クラスを三度企画するも、場所と電気不足問題などから見合わせ。この間、市役所天然染色作業における媒染液の環境負荷実証見聞テストと分析および対策案を構築。

★2012813日 月曜日
関係者による「環境に適応した排水処理の具体化に関するミーティング」を市役所にて実施予定。

さて、一番最初の画像は2011年2月、児嶋先生の天然染色研修が当該地で五日間行われて、その研修最終日の修了式に臨むため、ハレの正装となるシンタを施す女性たちです。
 

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